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睡眠中は唾液の分泌量が著しく低下するために、食事で酸性になった口腔内がなかなか中性の状態に戻りにくくなります。
この酸性の状態が長く続くと、歯が溶け始めるのです。 日中は活動的な交感神経の働きで、唾液がたくさん出るようになっていますが、寝ているときは副交感神経がメインになり、唾液の量が極端に減ります。
したがって、もし1日に1回しか歯を磨くことができない環境の人ならば、それは朝ではなく寝る前に磨くべきです。 そして1日に2、3回磨く人でも、夜の歯ブラシに一番時間をかけて丁寧に磨いてほしいですね。
いつもアメをなめている人、ジュースを頻繁に飲むような人は、かなり高い確率で虫歯になります。 一度に糖分をたくさん摂ることよりも、糖分を摂る頻度が増えることのほうが、虫歯の発生の原因になります。
一度にたくさんの糖分を摂り、口の中が酸性になったとしても、唾液の作用で時間とともに中性に戻りますが、常に何かを食べたりアメをなめつづければ、口の中が常に酸性になってしまいます。 そうすると歯が溶けつづけることになり、短期間で虫歯が大きく進行してしまうのです。
糖尿病や唾液が少なくなる疾患になると、正常な人よりもかなり虫歯になりやすくなってきます。 唾液の量が少なくなれば、口の中の酸性が中性に戻るのに時間がかかり、酸性の時間が長ければ歯の溶けている時間も長くなるので、正常な唾液量の人よりも何倍も虫歯になりやすくなります。
したがって、歯は加齢とともにダメになっていくのではなく、加齢によって糖尿病などになって唾液の量が減ったり、抵抗力が弱くなるにつれて、歯がダメになるのを加速させていくのです。 磨く回数よりも磨く内容が重要で、「1日に何回もブラッシングをしているのに虫歯ができてしまう」とか「1日に何回磨けばいいのですか」といった質問を受けることがよくあります。
そういう質問に対する答えとして、たとえば家の掃除をするときに、一日中掃除機をかけたとしても、真ん中ばかりの掃除では、角のホコリや細かい汚れは取れません。 隅々まできれいにするためには、掃除機できれいにしにくい場合は、雑巾を使ったり補助的な細かい器具を使わなければなりません。

歯磨きも同じで、1日何回ブラッシングをしているという自己満足とか、歯磨き剤の爽快感を味わいたいのであれば、それはそれで結構ですが、虫歯や歯周病予防のために歯の汚れを取り除きたいのであれば、回数が問題ではありません。

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